箱根八里 箱根峠 西坂 (第二部)
(芦ノ湖から三島までのあいだ)

 

2025年4月4日箱根八里の石畳「西坂」を歩いた記録
松山拓也

 

<第一部はこちら

 

 

前回、箱根八里の西坂を芦ノ湖の元箱根港バス停から歩いて三島駅側へ下ろうとしたところ、箱根の関所跡や美しい杉並木、個性ある石畳、さらには広くて見ごたえのある城跡である山中城跡を見学し、思い切りみちくさをしながら歩いたところ、無念のタイムアップとなったので「公民館前バス停」でリタイヤしたため、今度は日を変えて、三島駅から公民館前バス停まで行き、箱根八里を歩く最終の旅に出る事となった。こういうことはやはり最後までやらないと気持ちのおさまりが悪い物である。

 

 

 

 

01■まずは三島駅から三島大社まで歩く、普通の街歩きであり、気楽なものだ、この日は4月4日春の陽気であり桜の花も見ごろである。

 

 

 

02■三島大社に到着、平日という事もあり観光客もほどほどで落ち着いて参拝できる。

 

 

 

03■幸運なことに青空で気候もよく、桜も満開である。桜を見上げる方や写真を撮影する方も多い。

 

 

 

04■三島大社に参拝し、旅の無事を祈る

 

 

 

05■普段着の参拝客に交じってザックでトレッキング姿の我々であるが違和感はない(はず)

 

 

 

06■満開の桜の下を歩くのは非常に気持ちがいい、今日は良い日になりそうである。

 

 

 

07■三島大社の鳥居を出て左に進む、まだまだ道は平坦である。スタスタと快適に歩く。

 

 

 

08■10:11 薬師院前を通過

 

 

 

09■橋の上から見ると川を流れる水の透明度が目を引く

 

 

 

10■悠々と泳ぐ魚の姿も見える

 

 

 

11■10:17 新町橋を通過

 

 

 

12■川原ヶ谷のバス停を過ぎると道は坂道に

 

 

 

13■坂と言っても緩やかな坂道なので軽快に歩ける

 

 

 

14■愛宕町バス停のあたりから満開の桜並木が出迎えてくれる。
春の街道を歩く醍醐味である。

 

 

 

15■長く続く桜並木を歩く、はらはらと桜の花びらが舞い降りてくる。

 

 

 

16■石畳は近代的な歩道で非常に歩きやすい。

 

 

 

17■桜並木は松並木と変わり、石畳道の左に民家の垣根が続く。

 

 

 

18■一本の松の木が太く、歴史を感じさせる道を気持ちよく歩いて行く。

 

 

 

19■この辺りは緩やかな上り坂、歩いていると上着の要らない気候で身体で春を感じながら歩く。

 

 

 

20■歴史的な景観を守りこの歩道は石畳にされているのだと思うが、歩いて気持ちよい道である。

 

 

 

21■江戸時代から人が歩き続けてきたのであろう道に、今も残る松並木。歴史の道を歩いているのを感じる。

 

 

 

22■10:46 特徴的なバス停の屋根を見つけて写真を撮る。

 

 

 

23■30分ほどゆるやかな坂道を登り続ける。坂は緩やかなので疲れはほとんど感じなかった。

 

 

 

24■10:54 錦田一里塚に到着する

 

 

 

25■柵で囲ってある盛りあがった部分が一里塚。一里(4Km)ごとにこのような塚が設置されていたという。

 

 

 

26■錦田一里塚に置かれていた道標。関所まで13kmである。

 

 

 

27■解説の説明文が置かれている、もちろん読む。

 

 

 

28■解説文を読むと一里塚は、馬や籠の賃金の目安とある。なるほど、現代のタクシーのメーターのようなものである。それはそれで必要であろうと思う。

 

 

 

29■かすれてきている説明文を消え入りそうな文字の凹みを目を凝らして読む

 

 

 

30■11:00 大きなバイパスに掛かる橋を超える。かれこれ一時間以上歩いていることになるが疲れは無い。

 

 

 

31■巨大な石に彫られた「箱根路」の文字。

 

 

 

32■立派な文字で大きく書かれていてなんだか恐れ多い気がする。

 

 

 

33■進むと目を見張るような美しい桜のトンネルが現れた。

 

 

 

34■そよそよと風に揺れる桜を下から見上げ歩く。

 

 

 

35■地面に落ちた桜の花びらを撮影しているところ。

 

 

 

36■しばし立ち止まって魅入ってしまうような美しい桜並木。

 

 

 

37■新緑が混じり、空の青に、鮮やかな桜の白と緑がどこまでも美しい。

 

 

 

38■あまりの美しさにため息をつきながら歩くと道は住宅街に入る。

 

 

 

39■11:11 今回のゴール地点である「公民館前バス停」が見えてくる。前回はここでバスに乗ったのだ。

 

 

 

40■おだやかな春の日に、美しい桜の下を歩く。それだけで幸せを感じるのは何故だろう。

 

 

 

41■身体が健康で、歩くことが出来る。美しい天気の中、箱根を歩く楽しさは格別である。なにかいろいろなものに感謝したい気持ちになる。

 

 

 

42■ゆっくりゆっくり歩きたい。そんな道だ。

 

 

 

43■これにて箱根八里の石畳を歩く旅は当初の予定をクリアしたこととなった。自分で決めたことを自分でクリアする。こういう旅はあくまでも自己満足であるが、それだからこそ面白みもあるし充実感もある。

 

 

 

44■帰りはバスであっという間に帰路につく。今まで歩いてきた道を車窓から眺めながら。一度歩いた道というものは不思議だ、車でだけ通ったことのある道ならばこんな愛着を持って道を眺めることはできないであろう。自分の身体と時間を使い歩いたからこそ感じる感情なのであろう。幸せな気持ちで箱根路を後にした。

 

 

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旅人たちの足跡残る悠久(ゆうきゅう)の石畳道 - 箱根八里(はこねはちり)で辿(たど)る遥(はる)かな江戸の旅路
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